日子番能邇邇芸命
所属:高天原 · 身分:天忍穂耳命と秋津師毘売命の子 · 初登場:笠沙のお宮
天忍穂耳命と秋津師毘売命の子、日子番能邇邇芸命は、天照大神と高皇産霊神にとって孫にあたる。生まれたのは、天忍穂耳命が中つ国へくだることになった「ちょうどそのとき」で、秋津師毘売命が男の子を生んだ。二神はその子を中つ国の治め手に選び、〈「下界に見えるあの中つ国は、おまえの治める国であるぞ」とおっしゃいました。〉
中つ国へ向かうと、猿田彦神が迎えに来て道案内を申し出た。日子番能邇邇芸命はやがて日向の笠沙の岬に住むことを決め、大山津見神の娘、木色咲耶媛を妻に迎えた。一方、石長媛は父のもとへ送り返した。木色咲耶媛との間には、火照命、火須勢理命、火遠理命が生まれた。
関係の記録
生涯の出来事
- 秋津師毘売命が日子番能邇邇芸命を生んだ。(笠沙のお宮)
- 天照大神と高皇産霊神が日子番能邇邇芸命に中つ国を治めるよう命じた。(笠沙のお宮)
- 猿田彦神が日子番能邇邇芸命を迎え、道案内を申し出た。(笠沙のお宮)
- 同席:猿田彦神
- 〈及ばずながら私がお道筋をご案内申しあげたいと存じまして、お迎えにまいりましたのでございます〉
- 日子番能邇邇芸命が笠沙の岬に住むことを決めた。(笠沙のお宮 · 📍 日向の笠沙の岬)
- 〈それでとうとう最後にそこへお住まいになることにおきめになりました。〉
- 日子番能邇邇芸命が木色咲耶媛と婚礼をした。(笠沙のお宮)
- 同席:木色咲耶媛
- 〈命は非常にお喜びになって、すぐ咲耶媛とご婚礼をなさいました。〉
- 日子番能邇邇芸命が石長媛を父のもとへ送り返した。(笠沙のお宮)
- 同席:石長媛
- 〈そのまますぐに、父の神の方へお送りかえしになりました。〉
笠沙のお宮
- 親:天忍穂耳命 〈私たち二人に、世嗣の子供が生まれました。名前は日子番能邇邇芸命とつけました。中つ国へくだしますには、この子がいちばんよいかと存じます〉
- 親:秋津師毘売命 〈私たち二人に、世嗣の子供が生まれました。名前は日子番能邇邇芸命とつけました。中つ国へくだしますには、この子がいちばんよいかと存じます〉
- 祖父母:天照大神 〈それで大神は、そのお孫さまの命が大きくおなりになりますと、改めておそばへ召して、〉
- 祖父母:高皇産霊神 〈天照大神と高皇産霊神とは、あれほど乱れさわいでいた下界を、建御雷神たちが、ちゃんとこちらのものにして帰りましたので、さっそく天忍穂耳命をお召しになって、〉
- 求婚の相手:木色咲耶媛 〈わたしはおまえをお嫁にもらいたいと思うが、来るか〉
- 木色咲耶媛と夫婦 〈命は非常にお喜びになって、すぐ咲耶媛とご婚礼をなさいました。〉
- 子:火照命 〈しかしそんな乱暴な生み方をなすっても、お子さまは、ちゃんとご無事に三人もお生まれになりました。媛は、はじめ、うちじゅうに火が燃え広がって、どんどん炎をあげているときにお生まれになった方を火照命というお名まえになさいました。〉
- 子:火須勢理命 〈それから、つぎつぎに、火須勢理命、火遠理命というお二方がお生まれになりました。〉
- 子:火遠理命 〈それから、つぎつぎに、火須勢理命、火遠理命というお二方がお生まれになりました。〉
- 舅:大山津見神 〈命はさっそくお使いをお出しになって、大山津見神に咲耶媛をお嫁にもらいたいとお申しこみになりました。〉
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『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。