火照命
所属:日向 · 身分:日子番能邇邇芸命と木色咲耶媛の子 · 初登場:笠沙のお宮
木色咲耶媛は火照命、火須勢理命、火遠理命を生み、火照命と名づけました。火照命は兄で、海で魚をとることを得意とし、弟の火遠理命は山で鳥や獣をとることを得意としていました。
あるとき、二人は猟の道具を取り替えましたが、火遠理命は火照命の釣り針を海に落としてしまいます。火照命は三年の間にすっかり貧乏になり、弟をねたんで幾度も殺しに来ましたが、やがて〈私はこれからしょうがい、夜昼おまえのうちの番をして、おまえに奉公するから」と、かたくお誓いになりました。〉
関係の記録
生涯の出来事
- 木色咲耶媛が火照命、火須勢理命、火遠理命を生んだ。(笠沙のお宮)
- 火照命と火遠理命が猟の道具を取り替えた(満潮の玉、干潮の玉・その一)
- 同席:火遠理命
- 〈とうとうしまいに、いやいやながらお取りかえになりました。〉
- 火遠理命が火照命の釣り針を海に落とした(満潮の玉、干潮の玉・その一 · 📍 海)
- 同席:火遠理命
- 〈しまいにはつり針を海の中へなくしておしまいになりました。〉
- 火照命は貧乏になった。(満潮の玉、干潮の玉・その二)
- 同席:火遠理命
- 〈おあにいさまは、三年の間にすっかり貧乏になっておしまいになりました。〉
- 火照命は生涯火遠理命に奉公すると誓った。(満潮の玉、干潮の玉・その二)
- 同席:火遠理命
- 〈私はこれからしょうがい、夜昼おまえのうちの番をして、おまえに奉公するから」と、かたくお誓いになりました。〉
笠沙のお宮
- 親:日子番能邇邇芸命 〈しかしそんな乱暴な生み方をなすっても、お子さまは、ちゃんとご無事に三人もお生まれになりました。媛は、はじめ、うちじゅうに火が燃え広がって、どんどん炎をあげているときにお生まれになった方を火照命というお名まえになさいました。〉
- 親:木色咲耶媛 〈しかしそんな乱暴な生み方をなすっても、お子さまは、ちゃんとご無事に三人もお生まれになりました。媛は、はじめ、うちじゅうに火が燃え広がって、どんどん炎をあげているときにお生まれになった方を火照命というお名まえになさいました。〉
満潮の玉、干潮の玉・その一
- 火遠理命と兄弟 〈その中でおあにいさまの火照命は、海でりょうをなさるのがたいへんおじょうずで、いつもいろんな大きな魚や小さな魚をたくさんつってお帰りになりました。末の弟さまの火遠理命は、これはまた、山でりょうをなさるのがそれはそれはお得意で、しじゅういろんな鳥や獣をどっさりとってお帰りになりました。〉
満潮の玉、干潮の玉・その二
- 火遠理命と兄弟 〈おあにいさまも、しまいには弟さまの命にはとてもかなわないとお思いになり、とうとう頭をさげて、〉
- 火遠理命と敵対 〈するとおあにいさまは、あんのじょう、命のことをねたんで、いくどとなく殺しにおいでになりました。〉
⭐ 人物相関星図 → · 📖 原典を読む → · 🗂 人物索引 → · 🕰 年表 → · 📍 場所 →
『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。