天照大神
所属:神々 · 身分:女神 · 初登場:女神の死
伊弉諾神が禊をしたとき、左の目を洗うと天照大神が生まれた。伊弉諾神は天照大神に高天原を治めるよう命じ、月読命には夜の国を、須佐之男命には大海の上を治めるよう命じた。天照大神は月読命の姉であり、須佐之男命の姉でもあった。
やがて須佐之男命の乱暴に耐えかね、〈女神は、命のあまりの乱暴さにとうとういたたまれなくおなりになって、天の岩屋という石室の中へお隠れになりました。〉その姿が隠れると高天原も下界も暗闇となったが、天照大神は岩屋から引き出され、世界に昼が戻った。天安河では須佐之男命と子を生み、五人の男神を自分の子と定めた。その一人が天忍穂耳命である。のちに須佐之男命は大蛇の尾から出た剣を天照大神に献上した。
天照大神は高皇産霊神とともに、孫の日子番能邇邇芸命を呼び、〈「下界に見えるあの中つ国は、おまえの治める国であるぞ」とおっしゃいました。〉
関係の記録
生涯の出来事
- 伊弉諾神の禊から天照大神、月読命、建速須佐之男命が生まれた。(女神の死)
- 伊弉諾神は三神に治める場所をお命じになった。(女神の死 · 📍 高天原)
- 天照大神が天の岩屋に隠れた。(天の岩屋 · 📍 天の岩屋)
- 〈女神は、命のあまりの乱暴さにとうとういたたまれなくおなりになって、天の岩屋という石室の中へお隠れになりました。〉
- 天照大神が隠れたため、世界が暗闇になった。(天の岩屋)
- 〈そのお方がお姿をお隠しになるといっしょに、高天原も下界の地の上も、一度にみんなまっ暗がりになって、それこそ、昼と夜との区別もない、長い長いやみの世界になってしまいました。〉
- 天照大神と須佐之男命が子を生み、天忍穂耳命が生まれた。(天の岩屋 · 📍 天安河)
- 天照大神が岩屋から出て、世界に昼が戻った。(天の岩屋 · 📍 天の岩屋)
- 〈すると、さっきから、岩屋のそばに隠れて待ちかまえていた、手力男命という大力の神さまが、いきなり、女神のお手を取って、すっかり外へお引き出し申しました。〉
- 須佐之男命は大蛇の尾から出た剣を天照大神に献上した。(八俣の大蛇)
- 同席:須佐之男命
- 〈その剣はのちに天照大神へご献上になりました。〉
- 天照大神と高皇産霊神が日子番能邇邇芸命に中つ国を治めるよう命じた。(笠沙のお宮)
女神の死
- 親:伊弉諾神 〈そしてしまいに、左の目をお洗いになると、それといっしょに、それはそれは美しい、貴い女神がお生まれになりました。伊弉諾神は、この女神さまに天照大神というお名前をおつけになりました。〉
天の岩屋
- 月読命と兄妹 〈天照大神と、二番目の弟さまの月読命とは、おとうさまのご命令に従って、それぞれ大空と夜の国とをお治めになりました。〉
- 須佐之男命と兄妹 〈天照大神は、その響きにびっくりなすって、「弟があんな勢いでのぼって来るのは、必ずただごとではない。きっと私の国を奪い取ろうと思って出て来たに相違ない」〉
- 子:天忍穂耳命 〈天照大神は、「はじめに生まれた三人の女神は、おまえの剣からできたのだから、おまえの子だ。あとの五人の男神は私の玉飾りからできたのだから、私の子だ」とおっしゃいました。〉
- 親:伊弉諾神 〈天照大神と、二番目の弟さまの月読命とは、おとうさまのご命令に従って、それぞれ大空と夜の国とをお治めになりました。〉
- 須佐之男命と敵対 〈女神は、命のあまりの乱暴さにとうとういたたまれなくおなりになって、天の岩屋という石室の中へお隠れになりました。〉
八俣の大蛇
- 須佐之男命と兄妹 〈じつはおれは天照大神の同じ腹の弟で、たった今、大空からおりて来たばかりだ〉
きじのお使い
- 子:天忍穂耳命 〈大空の天照大神は、お子さまの天忍穂耳命に向かって、〉
笠沙のお宮
- 孫:日子番能邇邇芸命 〈それで大神は、そのお孫さまの命が大きくおなりになりますと、改めておそばへ召して、〉
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『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。