《古事記物語》

大日下王

身分:王 · 初登場:しかの群、ししの群

仁徳天皇の皇子である大日下王には、妹の若日下王と、妃の長田大郎女がいました。安康天皇は弟の大長谷皇子のため、妹を嫁にもらおうと、使いの根臣を大日下王のもとへ遣わします。大日下王は喜んで妹を差し出すと答えましたが、根臣は途中で献上の玉かずらを盗み、嫁入りを断られたとうそを申し上げました。

これに怒った安康天皇は、〈すぐに人を派せて大日下王を殺しておしまいになりました。〉そして妃の長田大郎女を皇后にしました。残された子の目弱王は、そのとき七つで、ひとり御殿の下で遊んでいました。

関係の記録

生涯の出来事

  • 安康天皇は大日下王を殺した。(しかの群、ししの群)
    • 同席:安康天皇
    • 〈すぐに人を派せて大日下王を殺しておしまいになりました。〉
  • 安康天皇は弟の大長谷皇子のために、大日下王の妹の若日下王を嫁にもらおうと、根臣を大日下王のもとへ遣わした。(しかの群、ししの群)
  • 大日下王は喜んで若日下王を差し出すと答えたが、使いの根臣は献上の玉かずらを途中で盗み、大日下王が断ったとうそを天皇に申しあげた。(しかの群、ししの群)
    • 同席:根臣 安康天皇
    • 〈その玉かずらを途中で自分が盗み取ったうえ〉

しかの群、ししの群

  • 親:仁徳天皇 〈天皇は弟さまの大長谷皇子のために、仁徳天皇の皇子で、ちょうど大おじさまにおあたりになる大日下王とおっしゃる方のお妹さまの、若日下王という方を、お嫁にもらおうとお思いになりました。〉
  • 長田大郎女と夫婦 〈天皇は非常にお怒りになって、すぐに人を派せて大日下王を殺しておしまいになりました。そして王のお妃の長田大郎女をめしいれて自分の皇后になさいました。〉
  • 子:目弱王 〈そのとき、ちょうど御殿の下には、皇后が先の大日下王との間におもうけになった、目弱王とおっしゃる、七つにおなりになるお子さまが、ひとりで遊んでおいでになりました。〉
  • 甥・姪:雄略天皇 〈天皇は弟さまの大長谷皇子のために、仁徳天皇の皇子で、ちょうど大おじさまにおあたりになる大日下王とおっしゃる方のお妹さまの、若日下王という方を、お嫁にもらおうとお思いになりました。〉
  • 若日下王と兄妹 〈天皇は弟さまの大長谷皇子のために、仁徳天皇の皇子で、ちょうど大おじさまにおあたりになる大日下王とおっしゃる方のお妹さまの、若日下王という方を、お嫁にもらおうとお思いになりました。〉
  • 安康天皇と敵対 〈天皇は非常にお怒りになって、すぐに人を派せて大日下王を殺しておしまいになりました。〉

とんぼのお歌

  • 若日下王と兄妹 〈皇后には、例の大日下王のお妹さまの若日下王をお立てになりました。〉

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