履仲天皇
別名:伊邪本別皇子 · 所属:天皇家 · 身分:仁徳天皇の皇子・天皇 · 初登場:大鈴小鈴
仁徳天皇の亡きあと、履仲天皇は難波のお宮で位につきました。ところが、じき下の弟の中津王が位を奪おうとして宮に火を放ちます。〈じき下の弟さまの中津王が、それをしおに天皇をお殺し申してお位を取ろうとおぼしめして、いきなりお宮へ火をおつけになりました。〉
宮で前後もなくなっていた履仲天皇を、臣の阿知直が抱えて馬に乗せ、大和へ逃れました。その後、履仲天皇は大和の若桜宮に移り、〈しまいにおん年六十四でおかくれになりました。〉あとを継いだのは、二ばんめの弟の反正天皇でした。また、履仲天皇には皇子の忍歯王がいました。
関係の記録
生涯の出来事
- 履仲天皇がお父上のあとを継いで即位した。(大鈴小鈴 · 📍 難波のお宮)
- 同席:仁徳天皇
- 〈お父上の亡きおあとをおつぎになって、同じ難波のお宮で、履仲天皇としてお位におつきになりました。〉
- 中津王が履仲天皇を殺して位を奪おうと宮に火を放った。(大鈴小鈴)
- 同席:中津王
- 〈じき下の弟さまの中津王が、それをしおに天皇をお殺し申してお位を取ろうとおぼしめして、いきなりお宮へ火をおつけになりました。〉
- 阿知直が履仲天皇を救い出し、大和へ逃げた。(大鈴小鈴 · 📍 大和)
- 同席:阿知直
- 〈それを阿知直という者が、すばやくお抱え申しあげ、むりやりにうまにお乗せ申して、大和へ向かって逃げ出して行きました。〉
- 履仲天皇が崩御し、水歯別王があとを継いだ。(大鈴小鈴 · 📍 大和の若桜宮)
- 同席:反正天皇
- 〈天皇は後に大和の若桜宮にお移りになり、しまいにおん年六十四でおかくれになりました。そのおあとは、弟さまの水歯別王がお継ぎになりました。〉
大鈴小鈴
- 親:仁徳天皇 〈仁徳天皇には皇子が五人、皇女が一人おありになりました。〉
- 中津王と兄弟 〈すると、じき下の弟さまの中津王が、それをしおに天皇をお殺し申してお位を取ろうとおぼしめして、いきなりお宮へ火をおつけになりました。〉
- 中津王と敵対 〈すると、じき下の弟さまの中津王が、それをしおに天皇をお殺し申してお位を取ろうとおぼしめして、いきなりお宮へ火をおつけになりました。〉
- 反正天皇と兄弟 〈すると二ばんめの弟さまの水歯別王が、その神宮へおうかがいになって、天皇におめみえをしようとなさいました。〉
- 臣:阿知直 〈天皇はそれでもまだ前後もなくおよっていらっしゃいました。それを阿知直という者が、すばやくお抱え申しあげ、むりやりにうまにお乗せ申して、大和へ向かって逃げ出して行きました。〉
しかの群、ししの群
- 子:忍歯王 〈皇子は、ようし、とおっしゃって、履仲天皇の皇子で、ちょうどおいとこにおあたりになる、忍歯王とおっしゃるお方とお二人で、すぐに近江へおくだりになりました。〉
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『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。