《古事記物語》

黒日子王

身分:王 · 初登場:しかの群、ししの群

黒日子王は安康天皇の同腹の兄であり、雄略天皇の兄でもありました。安康天皇が目弱王に殺されたと聞き、弟の雄略天皇が駆けつけたとき、黒日子王は平気な様子でいました。これを見た雄略天皇は怒り、黒日子王を責めて、〈いきなりえりもとをひッつかんでひきずり出し、刀を抜くなり、一打ちに打ち殺しておしまいになりました。〉

関係の記録

生涯の出来事

  • 大長谷皇子は黒日子王を打ち殺した。(しかの群、ししの群)
    • 同席:雄略天皇
    • 〈いきなりえりもとをひッつかんでひきずり出し、刀を抜くなり、一打ちに打ち殺しておしまいになりました。〉

しかの群、ししの群

  • 安康天皇と兄弟 〈すると、黒日子王は天皇のご同腹のおあにいさまでおありになりながら、てんで、びっくりなさらないで平気にかまえていらっしゃいました。〉
  • 雄略天皇と兄弟 〈そのときには、弟さまの大長谷皇子は、まだ童髪をおゆいになっている一少年でおいでになりましたが、目弱王が天皇をお殺し申したとお聞きになりますと、それはそれはお憤りになって、すぐにお兄上の黒日子王のところへかけつけておいでになり、〉
  • 雄略天皇と敵対 〈大長谷皇子はそれをご覧になりますと、くわッとお怒りになり、「あなたはなんという頼もしげもない人でしょう。われわれの天皇がお殺されになったのじゃありませんか。そして、それは、またあなたのおあにいさまじゃありませんか。それを平気で聞いているとは何ごとです」とおっしゃりながら、いきなりえりもとをひッつかんでひきずり出し、刀を抜くなり、一打ちに打ち殺しておしまいになりました。〉

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