《古事記物語》

八十神

所属:神々 · 身分:大国主神の大ぜいのきょうだい · 初登場:むかでの室、へびの室・その一

大国主神には、何十人というほどの大ぜいのきょうだい、八十神がいました。八十神は因幡の国にいる八上媛をそれぞれ嫁にしようと、一同で出かけましたが、まもなく八上媛は八十神を拒み、大国主神を選びました。八十神は怒り、大国主神を殺す相談をします。

伯耆の国の手間の山で、八十神は焼けた石を使って大国主神を殺し、〈そのままただれ死にに死んでおしまいになりました。〉その後も、木にはさんで殺し、〈ふいにポンとくさびを打ちはなして、はさみ殺しに殺してしまいました。〉

やがて黄泉比良坂で、須佐之男命は大国主神に国の神の頭となるよう命じ、娘の須勢理媛を嫁にすると告げました。その後、大国主神は八十神を〈とうとう一人ももらさず亡ぼしておしまいになりました。〉

関係の記録

生涯の出来事

  • 八上媛は八十神を拒み、大国主神を選んだ(むかでの室、へびの室・その一 · 📍 因幡)
    • 同席:大国主神 八上媛
    • 〈「いえいえ、いくらお言いになりましても、あなたがたのご自由にはなりません。私は、あそこにいらっしゃる大国主神のお嫁にしていただくのです」と申しました。〉
  • 八十神が大国主神を焼けた石で殺した(むかでの室、へびの室・その一 · 📍 伯耆の国の手間の山)
    • 同席:大国主神
    • 〈そのままただれ死にに死んでおしまいになりました。〉
  • 八十神が大国主神を木にはさんで殺した(むかでの室、へびの室・その一)
    • 同席:大国主神
    • 〈ふいにポンとくさびを打ちはなして、はさみ殺しに殺してしまいました。〉
  • 須佐之男命は大国主神に国の神の頭となるよう命じ、娘を嫁にすると告げた。(むかでの室、へびの室・その二 · 📍 黄泉比良坂)
    • 同席:須佐之男命 大国主神 須勢理媛
    • 〈そちが国の神の頭になって、宇迦の山のふもとに御殿を立てて住め。わしのその娘はおまえのお嫁にくれてやる。〉
  • 大国主神は八十神を討ち滅ぼした。(むかでの室、へびの室・その二)
    • 同席:大国主神
    • 〈とうとう一人ももらさず亡ぼしておしまいになりました。〉

むかでの室、へびの室・その一

  • 大国主神と兄弟 〈この大国主神には、八十神といって、何十人というほどの、おおぜいのごきょうだいがおありになりました。〉
  • 求婚の相手:八上媛 〈その八十神たちは、因幡の国に、八上媛という美しい女の人がいると聞き、みんなてんでんに、自分のお嫁にもらおうと思って、一同でつれだって、はるばる因幡へ出かけて行きました。〉
  • 大国主神と敵対 〈八十神たちはそれを聞くとたいそう怒って、みんなで大国主神を殺してしまおうという相談をきめました。〉

むかでの室、へびの室・その二

  • 大国主神と敵対 〈大国主神はおおせのとおりに、改めていただいた、大神の太刀と弓矢を持って、八十神たちを討ちにいらっしゃいました。〉

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