宇治若郎子
別名:若郎子 / 若郎子皇子 · 所属:天皇家 · 身分:皇子 · 初登場:宇治の渡し
応神天皇が宮主矢河枝媛を妃に迎えたのち、二人の子として宇治若郎子が生まれました。やがて応神天皇は若郎子を後継者に定め、〈後にわしのあとを継いで天皇の位につかせることにしよう〉と告げました。若郎子には、お腹ちがいの兄である大山守命と大雀命がいました。
大山守命は後に命令に背き、若郎子を殺そうとしましたが、訶和羅前まで流され、そこで〈とうとうそこでおぼれ死にに死んでおしまいになりました〉。その後、若郎子が若くして亡くなると、兄の大雀命が位に就き、後に仁徳天皇と呼ばれました。
関係の記録
生涯の出来事
- 応仁天皇が宮主矢河枝媛を妃に迎え、宇治若郎子が生まれた。(宇治の渡し)
- 応仁天皇が宇治若郎子を後継者に定めた。(宇治の渡し)
- 同席:応神天皇
- 〈それから若郎子には、後にわしのあとを継いで天皇の位につかせることにしよう〉
- 大山守命が訶和羅前で溺れ死んだ。(宇治の渡し · 📍 訶和羅前)
- 同席:大山守命
- 〈そのまま訶和羅前というところまで流れていらしって、とうとうそこでおぼれ死にに死んでおしまいになりました。〉
- 宇治若郎子の死後、仁徳天皇が位に就いた。(宇治の渡し)
- 同席:仁徳天皇
- 〈そのうちに、若郎子皇子がふいにお若死にをなすったので、大雀命もやむをえず、ついにお位におつきになりました。後の代から仁徳天皇とお呼び申すのがすなわちこの天皇でいらっしゃいます。〉
宇治の渡し
- 親:応神天皇 〈このお妃から、宇治若郎子とおっしゃる皇子がお生まれになりました。〉
- 親:宮主矢河枝媛 〈このお妃から、宇治若郎子とおっしゃる皇子がお生まれになりました。〉
- 大山守命と兄弟 〈あるとき天皇は、その若郎子皇子とはそれぞれお腹ちがいのお兄上でいらっしゃる大山守命と大雀命のお二人をお召しになって、〉
- 仁徳天皇と兄弟 〈あるとき天皇は、その若郎子皇子とはそれぞれお腹ちがいのお兄上でいらっしゃる大山守命と大雀命のお二人をお召しになって、〉
- 大山守命と敵対 〈大山守命は、後に、このお言いつけにおそむきになって、若郎子皇子を殺そうとさえなさいましたが、ひとり大雀命だけは、しまいまで天皇のご命令のとおりにおつくしになりました。〉
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『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。