岩野媛
所属:天皇家 · 身分:皇后 · 初登場:難波のお宮・その一
仁徳天皇が位につくと、難波の高津の宮を皇居とし、葛城の曽都彦の娘である岩野媛を皇后に立てた。皇后となった岩野媛は、のちに仁徳天皇の留守中、女官の八田若郎女が天皇に寵愛されていたと知る。持ち帰った御綱柏の葉を海へ投げ捨て、山城の筒木へ向かい、奴里能美の家に滞在した。
岩野媛は、ことごとに黒媛をねたみ、いじめたため、黒媛は宮を逃げ出して帰ってしまった。また、山辺大楯連をいじめたうえ、死刑にした。
関係の記録
生涯の出来事
- 仁徳天皇が即位し、岩野媛を皇后に立てた。(難波のお宮・その一 · 📍 難波の高津の宮)
- 皇后の留守中、八田若郎女が天皇に寵愛された。(難波のお宮・その二)
- 同席:八田若郎女
- 〈そのおるすの間、天皇のおそばには八田若郎女という女官がお仕え申しておりました。〉
- 皇后は御綱柏の葉を海へ投げ捨てた。(難波のお宮・その二)
- 〈せっかくそこまで持っておかえりになった御綱柏の葉を、すっかり海へ投げすてておしまいになりました。〉
- 皇后は筒木の奴里能美の家に滞在した。(難波のお宮・その二 · 📍 筒木)
- 〈それからまた山城へひきかえして、筒木というところへおいでになり、そこに住まっている朝鮮の帰化人の奴里能美という者のおうちへおとどまりになりました。〉
- 皇后は山辺大楯連を死刑にした。(難波のお宮・その二)
- 同席:山辺大楯連
- 〈おっしゃって、ぐんぐんおいじめつけになったうえ、ようしゃなくすぐ死刑に行なわせておしまいになりました。〉
難波のお宮・その一
- 仁徳天皇と夫婦 〈仁徳天皇はお位におのぼりになりますと、難波の高津の宮を皇居にお定めになり、葛城の曽都彦という人の娘の岩野媛という方を改めて皇后にお立てになりました。〉
- 親:曽都彦 〈仁徳天皇はお位におのぼりになりますと、難波の高津の宮を皇居にお定めになり、葛城の曽都彦という人の娘の岩野媛という方を改めて皇后にお立てになりました。〉
- 黒媛と敵対 〈ところが皇后がことごとにつけて、あまりにねたみおいじめになるものですから、黒媛はたまりかねてとうとうお宮を逃げ出しておうちへ帰ってしまいました。〉
難波のお宮・その二
- 仁徳天皇と夫婦(天皇と皇后) 〈天皇のおそばがなつかしい。今この目の前の川べりには、鳥葉樹がはえている。〉
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『古事記物語』の原文から抽出。Made with Rho MD。